長く続く妊活でストレスを感じている人も多いでしょう。
なかなか妊娠できないとイライラしてしまうのも当然です。
ただ、ストレスは妊活の大敵なので、上手くコントロールしていくことが大切です。
この記事ではストレスが妊娠に与える影響と、妊活を上手に進めるためのストレス対策を紹介します。
妊活中にストレスを感じていると、どのような影響があるのでしょうか。
ストレスが心身に与える影響は多岐にわたっています。
妊活と関連性の深い影響を見ていきましょう。
ストレスが長期間にわたって蓄積すると、自律神経失調症になるリスクが高まります。
ストレスを感じると交感神経が活性化し、この状態が続くと副交感神経とのバランスが乱れ、自律神経の機能不全へとつながります。
自律神経失調症は、不眠、食欲不振、めまい、動悸といった様々な症状を引き起こすことがあります。
自律神経はカラダの無意識の活動、例えば心拍数や呼吸などを調節しているため心身の健康に幅広い影響を及ぼします。
自律神経の乱れから生理周期の不規則さや全体的な体調不良を引き起こし、妊娠しにくい環境を作り出す可能性があります。
ストレスによって血行不良を引き起こすこともあります。
血液は、器官に栄養や酸素を共有して正常に機能するように支えています。
血行不良になると十分に栄養や酸素が行き渡らず、器官が本来あるべき機能を発揮できなくなります。
妊娠に不可欠な子宮や卵巣の機能低下に直結し、必要な栄養素の吸収や代謝も悪くなるため、結果として妊娠しにくいカラダになってしまいます。
ストレスが原因で血行不良になれば、内蔵の機能が低下し妊娠への大きな障害となるのです。
ストレスがホルモンに与える影響は、妊活において大きな障害となります。
特に、ホルモンバランスの乱れは生理周期に深刻な影響を及ぼすリスクがあり、不妊の原因となることも少なくありません。
生理周期は、主にエストロゲンとプロゲステロンという二つの女性ホルモンによって調整されています。
この二つのバランスが崩れると、排卵の促進や受精卵が子宮内に着床しやすい環境を整えるプロセスが妨げられます。
卵子や卵巣の機能にも悪影響を及ぼし、妊娠しにくい体質へと導かれてしまいます。
ストレスが妊活の大敵となることが理解できたと思います。
では、妊活中のストレスにはどのようにして対処すると良いのでしょうか。
ここでは妊活中に受けるストレスの対策法を紹介します。
いろいろなことを試しても妊娠できないときは、焦りを感じるかもしれません。
何としてでも妊娠したいという気持ちがストレスになり、妊娠しにくくなるという悪循環が起こることがよくあります。
できるだけポジティブに考える習慣を作り、妊娠できなくてもまだチャンスがあると思うようにしましょう。
うまく妊娠できないまま年齢を重ねてしまうと、高齢出産になってしまうと不安が生じることもあります。
もう妊娠できないかもしれないと思うと、不安が大きくなってストレスになります。
必ず妊娠できるから大丈夫と希望を持ち、自分に言い聞かせるように心がけましょう。
妊活を頑張っても成果が出ないと、それが余計にストレスになって悪循環を起こしがちです。
頑張り過ぎている人ほど妊娠できないことがストレスになります。
できることは徹底して全部やろうとするとストレスが大きくなるので、気軽にできることから取り組むようにしましょう。
妊活は、夫婦で取り組むことでストレスを軽減できます。
妊娠できない原因は、女性側だけにあるとは限りません。
夫婦でお互いに原因を持っていて妊娠できないこともあるので、妊活は夫婦で協力することが重要です。
一緒に協力して妊活をしていると、努力してうまくくいかなかったときにもパートナーの存在が心の支えになります。
夫婦で子供を授かるために一致団結して協力すると成功率も高くなります。
ストレスが悩みになっているときには、溜め込まずに専門家に相談することも大切です。
妊活をしていることを伝えて、抱えている悩みを打ち明けましょう。
妊活をしていてストレスが溜まってきたときだけでなく、日常的にストレスが多くて困っているときにも専門家のサポートが役に立ちます。
カウンセリングや検査などを通して、妊活をサポートしてくれます。
ストレスは妊娠を妨げる原因になるので、妊活においてストレス対策は重要です。
妊娠できないことがストレスになって悪循環を生むこともあります。
ストレスをできるだけ抱えずに、ポジティブな気持ちで妊活に取り組んでいきましょう。
妊活で受けるストレスが少なくなると、自律神経系やホルモンバランスの乱れが解消して、妊娠しやすくなる可能性があります。
専門家のサポートも受けながら、ストレス対策をして健全な状態で妊活を進めていきましょう。