妊活中にカフェインを摂ることに問題ない?

妊活中にカフェインを摂ってもいいのかという疑問があるかもしれません。

みなさんご存知のように、カフェインを含む代表的な飲み物がコーヒーです。

コーヒーが好きで愛飲している方にとっては、特に気になることではないかと思います。

この記事では、妊活中のカフェイン摂取について、どの程度ならば安全なのか、またカフェインの摂取が妊活に及ぼす影響について詳しく解説していきます。

妊活中コーヒーは飲んで良いのか?

妊活中のコーヒー摂取については、カフェインの摂取量を中心に考える必要があります。

コーヒーは精神を安定させる効果や血糖値の改善など、適量ならば健康に良い影響をもたらすといわれています。

また、コーヒーの香りには癒しの効果もあるとされていますね。

カフェインの摂取は適量であれば大きな問題はないとされていますが、過剰な摂取は着床や胎児の成長に悪影響を及ぼす可能性があるとされています。

世界保健機関(WHO)では、妊娠を希望する女性や妊娠中の女性のカフェイン摂取量を1日あたり200mg以下に制限することを勧めています。

これは大体、コーヒーをマグカップで約1-2杯分の量です。

ストレスを溜めるくらいなら我慢しない

私はコーヒーが大好きで我慢できない方は、少量であれば飲んでも特に問題ないと思います。

妊活中にはなによりもストレスが大敵です。

コーヒーを飲めないストレスを溜めこんでしまうよりも、飲んで満足した方が良いでしょう。

コーヒーに限らず、妊活中に好きなものを適量楽しむことは、精神的な満足感につながり全体的なストレスレベルを下げる効果があります。

アイスコーヒーとホットコーヒー

アイスコーヒーとホットコーヒーではどちらの方がよいのでしょうか。

アイスコーヒーはホットコーヒーよりもカフェインが少ないといわれています。

アイスコーヒーには深煎りの豆が用いられることが多く、焙煎する過程でカフェインが失われるためです。

しかし、妊活中においては、カフェインの量だけでなく飲み物の温度も重要です。

カラダを冷やすアイスコーヒーよりも、温める効果があるホットコーヒーの方が適していると言えるでしょう。

当サロンは以前、お客様からアイスコーヒーをやめられないと相談を受けたことがありました。

その方は毎日、平均してコンビニアイスコーヒーのLサイズを7杯を飲んでおり、カラダの冷えが顕著でした。

相談をしながらアイスコーヒーの摂取量を徐々に減らしていくことになり、1ヶ月後には見事アイスコーヒーを完全にやめることができました。

今ではお気に入りのカフェで1日1杯のホットコーヒーで満足できるようになり、またその時間がストレス解消にも繋がっているとのことです。

アイスコーヒーは素早く飲みがちなのに対し、ホットコーヒーはその温かさからじっくりと味わうことになり、これが満足感をもたらす要因となったことも良かったのだと思います。

どうしてもアイスコーヒーがやめられないという方は、ホットコーヒーに変えてみるというアプローチもよいでしょう。

注意が必要な飲料はコーヒーだけではない

カフェインが含まれる飲料はコーヒーだけではありません。また、カフェインだけに気を付ければいいわけでもありません。

ここではコーヒーの他にも注意した方がいい飲料をお伝えします。

カフェインが含まれる飲料

玉露、ココア、紅茶、緑茶、ウーロン茶、エナジードリンクなどは、カフェインを含む飲み物として知られています。

特に、玉露は100mlあたりに160mgのカフェインを含み、コーヒーの60mgを大きく上回っているため注意が必要です。

お茶なら安心と考えがちですが、紅茶、緑茶、ウーロン茶にも10mgから20mgのカフェインが含まれています。

知らないうちにカフェインを摂取していることもよくあるので、普段よく飲むものにカフェインが含まれていないか確認してみましょう。

糖質が高い飲料

妊活中は、カフェインの摂取だけでなく、糖質の高い飲み物にも気を付けましょう。

ソフトドリンクやアルコール飲料は、糖質が豊富に含まれている製品がほとんどです。

また、健康に良いと思われがちな野菜ジュースでも、糖質が多い製品が存在するため飲み過ぎには注意です。

コーヒーの代わりに飲みたいもの

妊活中にコーヒーの代わりに飲むことができる飲み物には、カフェインを含まない、または含有量が少ないものが適しています。

以下にいくつかの代替品を挙げます

ハーブティー

カモミール、ペパーミント、ルイボスなど、カフェインフリーのハーブティーはリラックス効果があり、ストレスを和らげるのに役立ちます。

ただし、妊活中や妊娠中には避けるべきハーブもあるため選択する際は注意が必要です。

カフェインレスコーヒー

カフェインレスコーヒーは、少量のカフェインを含みますが、コーヒーの風味を楽しみたい人にとって良い選択肢です。

焙煎の前の生豆の段階でカフェインを除去しています。

ノンカフェイン飲料

ノンカフェイン飲料はカフェインがまったく含まれていない飲み物ですが、中にはコーヒーに似た味わいを楽しむことができる製品もあります。

例えばたんぽぽの根で作られたたんぽぽコーヒーなどです。

まとめ

今回は妊活とカフェインについてお話しましたが、いかがでしたか?

コーヒーを無理に我慢してストレスを溜め込むよりは、少量であれば飲んでも問題ないというのが私たちの考え方です。

カフェインだけでなく妊活中に避けた方が良いとされる飲み物や食べ物はたくさんありますが、それらを完全に避けるのは難しいですよね。

妊活はストレスを溜めないことを意識して取り組んでいきましょう。