妊活中において、排卵日を正確に知ることは非常に重要です。
なぜなら、排卵日を知ることで妊娠の可能性が最も高い日を把握できるからです。
この記事では、妊活がうまくいかないと悩む人たちに向けて、排卵日の確認方法を紹介します。
排卵日を知ることで、妊娠を試みる最適なタイミングを見極められるようになりましょう。
排卵日を把握することが重要である理由は、妊娠確率をあげるために排卵日に合わせて性交渉を行う必要があるからです。
妊娠は、排卵によって放出された卵子が精子と出会い、受精することで起こります。
排卵は毎日起こるわけではなく、女性の生理周期に基づいて特定のタイミングでのみ発生します。
通常、排卵日の約2日前に性交渉を行うことで、妊娠の可能性が最も高くなるとされています。
排卵日を正確に予測することができれば、妊娠しやすい時期を狙って性交渉を計画することが可能になります。
排卵日がいつなのかは、セルフチェックでも概ね予想できます。
妊活のために排卵日を知りたいと思ったときに、どのようにして確認できるのかを見ていきましょう。
生理周期が安定している人の場合は、28日周期を想定して排卵日を計算することができます。
生理は平均的には28日に1回の頻度で起こりますが、個人差があって短い人は25日前後、長ければ38日前後の人もいます。
生理周期が安定しているときには、およそ中間日が排卵日になります。
28日周期の人の場合には生理開始の14日後が排卵日になると想定できます。
ただ、排卵日は数日の誤差があるので確実に14日後になるわけではなく、あくまで目安として考えてください。
生理周期が安定していない人の場合、基礎体温の記録を付けて分析すると排卵日を予想できます。
排卵日の前後では大きく基礎体温が変化するからです。
生理が始まると低温期になって基礎体温が低下します。
そして、排卵が起きた後、高温期に入って基礎体温が上昇します。
生理周期が安定している場合には、低温期と高温期の日数が同じくらいになるのが一般的です。
生理不順のときには、体温の上昇が見られたときが排卵日だったと確認できます。
排卵検査薬は、事前に正確な排卵日を知るのに有効です。
薬局やドラッグストアで販売されています。
一般的な排卵検査薬は、尿中に含まれている黄体形成ホルモンの濃度を測定することで排卵日の判定をします。
排卵日の1日前くらいから判定できる検査薬が多く、陽性だったときにすぐに性交渉をすれば妊娠できる確率が高くなります。
クリニックで検査を受けて排卵日を調べることも可能です。
クリニックでも排卵検査薬を使用して検査することもありますが、他の方法で排卵日予想ができるクリニックもあります。
子宮頸管粘液量を調べたり、卵胞の大きさを確認したりして排卵日を予想する方法が典型的です。
排卵日を正確に予想できれば、ベストなタイミングで妊娠を狙える可能性が高くなります。
ただ、排卵日がわかったとしても、妊活が必ず成功すると断言できるわけではありません。
排卵日に合わせて妊活するときのポイントを押さえておきましょう。
たとえ今日が排卵日であることが分かったとして、その日に性交渉をしても妊娠の可能性が格段に高まるわけではありません。
排卵日の当日は、妊娠しやすい日ではないからです。
基本的には排卵日の前に性交渉をしないと、妊娠確率は高いとはいえません。
生理周期や基礎体温で排卵日を予想したときには、予想日の数日前から夫婦の営みを繰り返すのが理想的です。
パートナーとの折り合いをつけて、協力して排卵日前に性交渉を持ちましょう。
排卵日になっていたとしても、排卵が起きていなくて妊娠できないこともあります。
例えば、多嚢胞性卵巣症候群が不妊の原因としてよく知られています。
多嚢胞性卵巣症候群は排卵が正常に起こらなくなってしまい、排卵日の前を狙って性交渉をしても妊娠へと至るのが難しいです。
生理周期が安定している人でも多嚢胞性卵巣症候群のことがあります。
他の病気で無排卵性月経になっている場合もあるので、不安があるときにはクリニックに相談しましょう。
排卵が起きていることが確認できれば、適切なタイミングでの性交渉によって子宝に恵まれる日がきっと訪れます。
排卵日がわかれば、妊活は成功しやすくなります。
排卵日をできるだけ正確に把握して、性交渉をするタイミングを見極めましょう。
排卵日の2日前が最も確率が高いと言われていますが、5日前くらいからでも妊娠できる可能性があります。
排卵日を過ぎてしまうと妊娠できる確率が低くなるので、早めにスタートすることが重要です。
ただ、排卵が起きていないときにはいくら努力をしても妊娠は難しいです。
排卵日を把握しているのにうまくいかないときには、クリニックに相談して排卵が起きているかを確認しましょう。