不妊専門クリニックで、血液検査のTSHという項目見たことがありますか?

橋本病やバセドウ病などの病気ではないが、妊娠するにはこTSHが正常域ではない方が非常に増えていると思われます。

TSHが正常域かどうか?

基準値の2.5以下であるか?

分からない時は、甲状腺専門外来受診をお勧めします。

妊娠を希望する多くの女性にとって、健康的な妊娠生活を送るためには様々な要因が関わります。その中でも「甲状腺」の健康状態は、妊娠に大きな影響を与えることがあるため、見逃すことができません。今回は、甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンが不足する状態)が妊娠にどのように影響を及ぼすのか、またその対策について詳しく解説します。

1. 甲状腺の役割とは?

甲状腺は、喉の前にある小さな腺で、体内の代謝を調節するホルモンを分泌しています。これらのホルモンは、エネルギーの消費や体温の調整、さらには妊娠に必要なホルモンバランスを保つためにも重要な役割を果たしています。

妊娠を希望する場合、甲状腺ホルモンが正常に働いていることが非常に大切です。甲状腺機能が低下すると、以下のような影響が現れる可能性があります。

2. 甲状腺機能低下症と妊娠への影響

甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンが不足している状態)は、妊娠にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

• 月経不順: 甲状腺機能が低下すると、月経周期が不規則になり、排卵が遅れることがあります。これが妊娠を難しくする原因となります。

• 妊娠の難しさ: 甲状腺ホルモンは妊娠を維持するために不可欠です。ホルモンの不足により、妊娠の継続が難しくなることもあります。

• 胎児への影響: 妊娠中に甲状腺機能が低下していると、胎児の発育に影響を与えることがあります。特に、妊娠初期に甲状腺ホルモンが不足すると、赤ちゃんの脳の発育に悪影響を及ぼす可能性があります。

3. 甲状腺機能低下症の症状

甲状腺機能低下症には以下のような症状があります。これらの症状が現れた場合は、早めに医師に相談することが大切です。

• 疲れやすい

• 体重増加

• 乾燥肌や髪の毛のパサつき

• 冷え性

• 便秘

4. 妊娠を希望する方へのアドバイス

もし甲状腺機能低下症が疑われる場合、まずは血液検査を受けて甲状腺ホルモンのレベルをチェックしましょう。甲状腺ホルモンが不足している場合、治療が必要です。治療には、合成甲状腺ホルモンを補充する薬が使われ、通常は非常に効果的です。

妊娠を望む方は、以下の点に注意して、医師の指導を受けながら健康管理を行うことが重要です。

• 定期的な検査: 妊娠前に甲状腺の状態をチェックし、ホルモンのバランスを整える。

• 医師と連携: 妊娠中も甲状腺ホルモンのレベルをチェックし、適切な薬の調整を行う。

• 生活習慣の改善: 健康的な食事と運動を心がけ、ストレスを減らすことも甲状腺の健康を保つために大切です。

5. まとめ

甲状腺の健康は、妊娠に大きな影響を与える重要な要素です。甲状腺機能低下症があると、妊娠を難しくする可能性がありますが、早期に発見し治療することで、妊娠を維持するためのサポートが可能です。妊娠を希望する方は、甲状腺の検査を受け、健康管理に努めることが大切です。

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